『わたしの幸せな結婚』分冊版3巻のネタバレを書いていきます。。
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『わたしの幸せな結婚』ネタバレ分冊版3巻
対異特務小隊は帝国陸軍の中でも飛び抜けて異質な存在。この部隊は帝国内で起こる怪異に関係する案件に対処するために設立された部隊です。
この舞台に在籍するほぼ全員が見鬼の才をもっています。見鬼の才はその名の通り怪異を見ることができる能力。さらにその能力を超えた人知を超える能力を持つ異能者で構成されていたのです。
その特殊部隊を率いているのが久堂清霞でした。
清霞は机で書類の処理に追われていました。彼は仕事をしながら集中できていないと頭を悩ませています。
その原因ははっきりしていました。それは出かける時に起きた今朝の朝ごはんの一件。出かける時に玄関でゆり江にも苦言を呈されていました。
清霞はあったばかりの人が作った朝食を食べることなんてできないと言っています。ましてや自分の結婚する予定の相手は、斎森の娘。斎森家なら自分の家の地位にとって変わろうと思っていても不思議ではないと考えていたからです。
ゆり江さんは美世が今まで来た女性たちとは違うと感じていました。今まで来た女性たちはこの質素な家が嫌になったり、わがままを言い出す人が大半だったからです。
それに清霞は人一倍プライドが高いということもあっていつも破談になっていたのでした。ゆり江はこの家に来て仕事を手伝ってくれた人は初めてだと言っています。
そして清霞はゆり江と美世に送られて仕事場に出かけます。清霞は美世がとても名家の人間とは思えないと不思議に思っていました。
家に帰ってくると今度はなぜか自分の食事をとっていない美世に違和感を覚えます。清霞は美世がどこか具合が悪いのかと体調を気遣ってくれているようでした。
そして夕方はちゃんと美世が作ってくれた食事をとります。
食事をとった後お風呂を沸かそうとすると、なんと清霞は自分の能力で湧かせるからいいと言いました。
美世は改めてこういった能力がない自分は、この家の端にふさわしくないと思い始めていました。
『わたしの幸せな結婚』分冊版3巻の感想
手探りでいろんなことが少しずつわかり始めてきた回でした。
異能の能力。今回で少なくともその能力が2つ以上あることがわかりました。
一つは見鬼の能力。この世界には怪異という、おそらく人間以外の驚異的な存在がいるようです。
怪異、とある有名なライトノベル作品でもよく出てくる言葉なのですっかり有名になってしまいましたが、基本的にはやはり人智の及ばない生き物のことを指すようです。これを見ることができる人とできない人がいるのは怖いですね、怪異がその辺を歩きまわっていると言うことでしょうか。
そしてもう一つの能力は発火能力、おそらくはこの時点では清霞だけが使える能力だと思います。今のところお風呂を沸かしたりするのにも使えると言うほのぼのした雰囲気ですけど‥。
清霞は一応わざと質素な生活をしたりと、自分が一般的な考えを持っていない事は自覚しているようです。
久堂はそういったことに反発してくる女性にも一応は寛容な面も見せているとは思うのですが、いろいろと伝えることが下手な人間なのかもしれませんね。
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わたしの幸せな結婚【分冊版】 3巻