『わたしの幸せな結婚』分冊版2巻のネタバレを書いていきます。。
1話はこちら
『わたしの幸せな結婚』ネタバレ分冊版2巻
美世は幸せを諦めきれず、辛かった頃の子供のときの記憶を思い出しています……
美世はタンスをひっくり返して何かを探していました。彼女が探していたのは亡き母の形見の着物装飾品。ある時それが全てなくなっていたのでした、鏡台や口紅までもがありません。
侍女の方が申し訳なさそうに謝ってきます。侍女の人が買い出しに行っている間にそれらのものはすっかりなくなっていたのでした。
美世はきっとお継母さまがやったのだと言って本人を問い詰めに行きました。すると案の定、激怒したお継母さまに蔵に閉じ込められてしまうのでした。人を盗人呼ばわりするなんて性根が腐っていると。
こうして美世は反省するまでその中に閉じ込められてしまい、長い間蔵の中で泣き叫ぶのでした。
そして現在。
美世は目を覚ましてそれが夢だったと言うことがわかりました。美世は涙を流して夜中に目が覚めます。
そして今、自分はこの家に嫁いできているのだということがやっと思い出されます。当主の清霞はここでは自分の言うことには絶対服従だととんでもないことを言っています。自分が出ていけと行ったときには素直に出ていくことだと。
しかしそれは美世にはどうと言う事はないのでした。美世は今までももともといた家でそういった扱いを受けていたからです。
久堂家は異能の力を使うものの中でも名家と知られています。
目の前にいる久堂清霞。年齢は27。軍隊では少佐として1つの部隊を若くして率いる立場。
そんな立派な人なら豪勢な暮らしをしているかと思えば、なぜか想像に反して質素な別宅を構えて静かに暮らしていると言う。
美世はこんな時間に起きてしまったら私は何をやれば良いのだろうと考えてしまいます。一般庶民の家なら洗濯や炊事をするのが普通でしょう。しかし名家の妻ならばお花やお茶を嗜むのが一般的です。
美世はそういったたしなみは経験をしていましたが、今日は内容もおぼろげです。こんなことでは十分な教育を受けてない自分には女主人になるなれるはずがないと思い始めました。
そういった中で自分にできる事はただ1つと朝食の準備をします。女中のゆり江さんもそれを手伝ってくれました。
そして2人で作った朝食を清霞に差し出します。しかし、先に食べてみろと命令する久堂。
先に食べることがマナー違反だと感じた美世が手をつけられずにいると、久堂は怒って出て行ってしまいました……
『わたしの幸せな結婚』分冊版2巻の感想
久堂清霞はなぜここまで自分と結婚する予定の女性を遠ざけるようになってしまったんでしょうか。性格的な問題ではなくて、さすがになにか特別の事情がある気がします。部隊を率いるくらいの立場でお金持ちなのにすごく質素な生活をしていることも気になります。
今のところこの異能と言う能力がどういうものなのか分かりませんが、おそらく何か特別な強い力なのでしょう。
そしてこの世界のどういった風習なのかも少しずつわかってきました。ファンタジー世界とはいえ、日本や海外の昔の生活と根底は同じなんだと思います。
確かにこの時代、身分の高い人たちは自分の身の回りのことを何一つやらないのが普通だと聞いています。
美世は家の都合もあり家事全般は抜群にできると思いますが、時と場所が違うとこんなにもちぐはぐなことになってしまうのか‥。
次回も非常に気になりますね。
ebookjapanでの初回購入なら70%オフクーポンも貰えるのでお得に漫画を読めます。
わたしの幸せな結婚【分冊版】 2巻